15:30-15:35 司会・概要説明 | |
15:35-15:55 講演(1) HUEにおける人工知能機能の取り組み | |
石野明(ワークスアプリケーションズ) | |
【概要】 現在、株式会社ワークスアプリケーションズでは、人工知能型ERPパッケージ「HUE」の開発を進めている。本発表では、HUEにおいて用いられている機械学習、自然言語処理、データマイニング技術の紹介を行う。大手企業を中心に1200社の導入実績から得られた知見を基に、実際の業務に耐え得る高い精度の予測を行うための取り組みを紹介したい。 | |
【略歴】 1999 年北海道大学大学院工学研究科電子情報工学専攻博士課程修了。博士(工学)。1999 年九州大学大学院システム情報科学研究院助手。2006 年東北大学大学院情報科学研究科助教。2008 年(株)グーグル。2016 年(株)ワークスアプリケーションズ、シニアフェロー、現在に至る。専門は情報検索、機械学習、大規模分散計算。 | |
15:55-16:15 講演(2) SNSデータ解析・Web行動の可視化が企業の意思決定に及ぼす影響 | |
本郷寛(ユーザーローカル) | |
【概要】 企業は自社サイトに訪れたユーザーをどのように分析し、サイト改善に役立てているのか。ソーシャルメディア上での発言をどう分析し、マーケティングに役立てているのか。国内1000企業以上のデータを分析してきたユーザーローカルが、企業におけるデータ解析・可視化の最前線をご紹介し、その中でデータマイニング、機械学習の技術がどのように使われているかをお話しします。 | |
【略歴】 2013年東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。大学院ではデータマイニングやデータ可視化を研究し、現在ユーザーローカルの開発部ビッグデータ分析部門に所属。これまで、大手ECサイトや食料品メーカー、テレビ局など大手メディアからの依頼を受けWebサイト・ソーシャルメディアの調査を担当するなど、多くの企業の分析業務や意思決定を支援している。 | |
16:15-16:35 講演(3) 大規模分散リアルタイム解析エンジンの実現 | |
牧野祐己(プレイド) | |
【概要】 株式会社プレイドは、Webサイト上での来訪者の行動を分析し、来訪者の分析結果に合わせた多様なアクションを可能にするプラットフォームKARTEを提供しています。KARTEのバックエンドとして、アクションにつなげる解析をリアルタイムに行うエンジンを開発している。あらかじめ解析軸を一つだけ定義しておくことによって秒間で大規模な蓄積データの解析結果を返すこと、またその結果を使ったアクションの実行を可能にする。KARTEを支える解析エンジンの概要や、リアルタイム化、分散化の実現にあたり導入している技術について紹介する。 | |
【略歴】 2007年東京大学工学部卒業。2009年同大学工学系研究科システム量子工学専攻修士課程修了。2009年より2014年まで、日本IBMソフトウェア開発研究所所属。インメモリ型分散データベースの開発、並列プログラミング言語X10の研究開発、テキスト分析システム Watson Explorerの開発、Watsonの知識グラフ処理システムの研究開発などに従事。2015年、プレイド入社。主にリアルタイム解析システムの開発に従事。 | |
16:35-16:55 講演(4) 不動産業務特化型サービスを支える技術 | |
松崎 明(いい生活) | |
【概要】 株式会社いい生活は、不動産業界に特化した業務システムをWebサービスとして提供している企業です。現在の主力サービスである「ESいい物件One」は、不動産物件情報のみならず、物件を探しているエンドユーザや物件所有者であるオーナなどの個人情報やそのアクティビティデータ、家賃を始めとした不動産にまつわるお金の情報とそのトランザクションデータなど、不動産に関連した「ヒト・モノ・カネ」の情報が集積された情報プラットフォームとしての性格を持っています。講演では、1300社3200店舗の不動産会社の業務を支える社の不動産情報プラットフォームを実現している分散処理を始めとした技術について紹介します。 | |
【略歴】 2000年東京大学工学部卒業。同年当時まだ10名程度であったスタートアップ直後の「いい生活」に出会い、そのビジネス内容に惹かれてエンジニアとしてジョイン。入社後は、インフラ構築、Webサービス(バックエンド・フロントエンド)開発、プロダクト設計、アーキテクチャ設計など幅広い業務を経験。2005年に執行役員CTO、2012年取締役CTOを経て、2015年 に就任し現在に至る。 | |
16:55-17:15 講演(5) アプリ・マーケティングを支える技術とインテグレーション | |
岩本 智裕(オプト) | |
【概要】 競争が激しいアプリ・マーケティング市場はクラウド技術や、人工知能、位置推定技術など様々な技術によって成り立っている。それらの技術変化によって、アプリ・マーケティングのトレンドは著しく変化している。講演では、最新のアプリ・マーケティングのトレンドを技術観点も含め説明する。また、株式会社オプトでは様々なクライアントのデジタル・マーケティングにおける課題解決を主力事業としている。その課題は多種多様で、一つの技術により課題解決されることは少ない。様々な技術をインテグレーションし、課題解決することが求められる。その様子を事例も含め解説する。 | |
【略歴】 2012年九州大学大学院システム情報科学府を卒業、株式会社シーエー・モバイルに新卒として入社。アドネットワークやアプリ開発に従事。その後、スタートアップにて新規サービスの立ち上げを経験。フリーへ転身後、2015年より株式会社オプトにエンジニアとして参画。現在は、株式会社オプトの技術組織の立ち上げやアプリのデータマネジメントサービス「Spin App」のPMを担う。スマートデバイス戦略・開発責任者。PBL Summit実行委員会代表。 | |
17:15-17:30 質疑 |