RF-003
混合整数最適化による階層的変数選択を用いた店舗選択要因の分析

◎佐藤俊樹（筑波大）・高野祐一・中原孝信（専大）

本研究では，商品分類間の階層構造を考慮した混合整数最適化による変数選択手法を提案し，対象店舗における購買点数に着目した店舗選択要因の分析を行った．提案手法は，商品分類間の階層構造を活用してモデル構築の信頼性を高めることができ，計算効率が向上するという利点もある．ステップワイズ法や罰則付き回帰と性能を比較し，提案手法の有効性を実証した．また，提案手法を用いて3つの業態の選択要因を分析した結果，コンビニエンスストアは利便性要因，ドラッグストアは価格的要因や商品要因によって顧客から選択されていること，スーパーマーケットは子持ちの女性に支持されており，食品が主な選択要因となっていることがわかった．