FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-050
他者との相対的なデータ比較に基づく環境電磁波の警告システムの研究開発
邵 彬彬・濱本健太・小川仁士・肖 業貴(広島県大)
高度情報社会の進展とともに電磁波の環境問題がより身近なものとなってきた。WHO(世界保健機関)は電磁波の健康影響(短期影響、長期影響、電磁過敏症)について人々の注意を促している。本研究では、生活環境の中で曝されている電磁波環境のデータを簡易な測定ツールで計測し,ネットワークを介して集積する。そして,個人のデータと集積された他者との相対的なデータ比較に基づき個々の電磁波環境を評価することによって、警告を与えることが可能な簡易警告システムを開発することを目的としている。提案するシステムを利用することにより、人々の意識を高めるとともに自然と電磁波の曝露からの回避行動をとれるようになることが期待できる。