FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-042
社会システムから見た障害予兆検知技術について
三木良雄(工学院大)
ビッグデータ等のブームに合わせて、老朽化した設備の保全、第4次産業革命の観点から、障害予測が注目されている。しかしながら、統計モデルに従って異常を検知する技術と設計条件をモニターする技術、および人間が想定していない障害を予測する技術が必ずしも明確に区別されて議論されていないように思われる。
本稿では異常の分類とその検出に関わる分類整理を行い、上記観点に基づく問題提起と、障害予兆検出のために動作状況の検出とモデル化にFMEA(Failure Mode and Effects Analysis)の発想を組み合わせた方法について論じる。