FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-036
混合整数計画法を用いた属性付き有向グラフの差分評価方式
笠原孝保(日立)・阿部育世(三菱日立パワーシステムズ)・小林克年・中島裕信(日立パワーソリューションズ)
エンジニアリング図面などの変更管理は、もとの図面と変更後の図面との差分を把握することが基本となる。UML[1]等、属性付き有効グラフとしてモデル化できる図書やエンジニアリング図面は多い。差分抽出にあたっては、どこまでを差分とみなすかの定義をドキュメントの種類や差分抽出の目的に合わせて柔軟に定義できることが必要となる。本研究は、属性付き有効グラフを対象として、混合整数計画法に基づいたモデル化により、評価関数の重み付けの設定などにより、目的にあった柔軟な差分抽出が可能であることを示した。