FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-035
効果的動機付け要因推定のための資料作成作業への集中度評価手法
大江高悠・米倉慎哉・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
困難な作業に対して集中度を維持するためには,個人にあった動機づけ要因を見つけることが必要である.本論文では,PCを用いた研究資料の作成を適用例とし,対象者が資料作成作業にいかに集中できていたかを評価する手法を提案する.
資料作成時におけるキーボード・マウスの操作とwebページの閲覧の履歴,そして作成された資料と閲覧ページとの関連度合いから,本手法は集中度を算出する.
別途記録された動機付け要因と集中度を機械学習により対応づけることにより、対象者ごとに効果的な動機づけ要因を選定できる.本手法により,個人ごとに適した動機づけ要因を与え,集中力を維持させる環境の構築が可能となる.