FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-034
生体データとメール内容に着目したストレス源推定
浅野正義・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
近年,企業における精神疾患患者数が増加している.これを受け,厚生労働省も企業に対し社員へのストレスチェックを義務づけた.ストレスチェックをもとにカウンセリングが実施されるが,頻繁なアンケートの実施は,社員にとって負担となる.そこで,本研究ではストレス量を計測し,そのストレス源をカウンセラに提示する手法を提案する.センサを用いて生体情報を取得し,メールの内容と照らし合わせ,ストレス量を計測するとともに仕事の量,人間関係,仕事の質などのストレス源を推定する.推定結果をもとにカウンセラは社員にカウンセリングを実施する.社員に負担の少ない方法で,精神疾患の前兆を見つけることができる.