FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-014
広告パラダイム2.0に基づく個告個受サービスモデルの提案
横山 誠・村上貴彦・陌間 端・上林憲行(東京工科大)
広告は生活者にとって予期しない情報であるため,広告の内容とタイミングが生活者のコンテキストと異なることがある.結果,生活者は広告に関心が向かない又は邪魔と感じ,広告主は期待していた広告効果が得られない場合があることは,あらゆる広告に共通の問題といえる.
我々は,広告主側だけで主導する既存の広告は構造的問題があると考察し,共創をコンセプトとした「広告パラダイム2.0」を提唱している.本論文では,広告パラダイム2.0に基づき,生活者は広告主から広告コンテンツのみを受信し,後から生活者側で自身のコンテキストに適した情報へ調整し利用する「個告個受サービスモデル」を提案する.