抄録
O-011
企業間提携における成功/失敗と企業規模の関係について
◎山本怜奈・能上慎也(東理大)
近年、各企業にとって業務提携をすることで、自社の経営形態をより安定的な形で保持する重要性が増している。
そこで我々は、各企業が業務提携時に重視する目的項目に着目し、企業同士がどの程度マッチしているかを表す指標(提携目的適合率)、およびそれらの企業同士がその優位性や欠点をどれだけ補い合っているかを表す指標(補完率)などを定めた。
これまで提携の成功と失敗の判断に関する定義について検討し、指標と提携の成功/失敗との関係について議論してきた。本稿では、提携を行っている企業の規模を考慮し、企業の規模と提携成功/失敗との関係性について考察していく。