FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
O-007
災害時における通信状態と時間経過による必要情報を考慮したスマートデバイス型情報共有システム
五島達也・柴田義孝・橋本浩二(岩手県大)
近年日本では、災害が多発し、その度にインフラの破損や過剰な通信トラフィックに伴う通信ネットワークの輻輳が発生した。これにより、インターネットを介した情報収集や伝達に大きな影響を及ぼした。災害時における情報とは、時間や状況の変換によって必要な情報も変化し、より緊急性や信頼性が求められている。
本研究では、スマートデバイスを活用することで問題を解決する。災害が起きる前と起きた後、通信が繋がる場合と繋がらない場合など、あらゆる状況を想定し、それに対する機能を有することで安定した避難と情報伝達を可能にする。このように災害時の状況・時間と共に変化する災害情報の重要度を考慮した情報共有システムの提案を行う。