抄録
N-022
SNS投稿に含まれる個人情報の指摘による情報リテラシー学習支援手法
◎児玉周平・我妻 了・井上拳斗・岩田 一(神奈川工科大)
スマートフォンなどの情報端末の普及に伴い、幅広い層のユーザがSNS(Social Networking Service)などを使って気軽に情報の発信をすることが可能となっている。しかし、不適切な投稿をきっかけとした炎上や、無自覚な個人情報の拡散など、情報発信に伴う責任にまで十分に把握できていない場合が多い。そのため、投稿内容の危険度を可視化し、ユーザに自覚を持ってもらうことが重要である。そこで本研究では、SNSの新規投稿およびサーバ上に残っている既投稿内容の中に、個人の特定につながる情報が存在する場合に注意を促すシステムを提案する。具体的には、投稿する文面に含まれる固有名詞、投稿に含まれる位置情報、添付された画像の位置情報などの個人情報を対象とする。