M-037
マルチコプターとBLEを用いたセンサネットワークによる屋外農業支援

◎安永　寿・吉野純一（サレジオ高専）

近年の日本は、農業従事者の高齢化が深刻化しているため、技術を次の世代に伝承させることが重要な課題である。現在の農業は「見える化」させるため、様々な技術伝承、分析方法が検討されてきた。しかし、屋外で栽培している小規模農家では、データ化が浸透していない。その原因にシステム導入費が高コストであることやデータの使用方法が認知されていないことがあげられる。本研究では、農業支援システムを導入してもらうことを念頭に置き、低コストデータ収集システムの構築およびクライアントAPIの構築を提案する。この構築により低コスト化および、今までの暗黙知であった農業の定量的な分析並びに、マニュアル化を実現できる。