FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
M-036
スマートフォンを用いた凍結路面における歩行者の転倒及びスリップの判別
海原隆宏・高松将也・岩本健嗣・松本三千人(富山県大)
路面凍結時における歩行者の転倒は、大きな怪我に繋がることもあり、問題となっている。発生場所を特定し、危険な場所を周知することができれば事故の防止に繋がる。また、転倒だけでなく、スリップがわかれば、滑りやすく危険な場所の把握もできる。そこで本研究では、路面凍結時の歩行者の転倒もしくはスリップを検知し、その場所の特定を目的とする。実験として、氷上でスマートフォンを「手に持つ」、「両ポケットに入れる」、「鞄に入れる」状態で携帯し、「尻もち」、「スリップ」、「前方に倒れる」、「後方に倒れる」の4つの転倒動作を行い、加速度を取得した。加速度の変化から転倒動作の検知と、転倒種類の判別を行った。