抄録
M-034
身体動作に着目した農業指導
◎竜田 力・梶原祐輔・島川博光・Phuong Dong(立命館大)
新規就農者は農業経験が乏しく,作業効率を向上させる技術指導を必要としている. このような技術指導のために, 農作業マニュアルの作成や現地での実践的な教育などがされているが, 手際の良さのような身体の動かし方は言葉で伝えにくく,指導することは難しい. 本研究では, 加速度センサを頭・膝・腰・両腕に装着した熟練者と初心者のセンサ値から, 姿勢や力の入れ具合などの, 身体の動きの違いを算出する. 算出した動きの違いから,初心者が誤って覚えた・覚えていない動きを推定し, 初心者が熟練者の動きに近づくように指導する. 今回は, 実験として収穫作業時のセンサ値を取得し, 熟練者と初心者の間であらわれる, 体の動きの違いを報告する.