FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
M-028
Bluetooth Low Energyビーコンを用いた歩行者測位手法の提案
古舘達也・堀川三好・工藤大希・岡本 東・橋本和幸(岩手県大)
本稿では, Bluetooth Low Energyビーコン(以下,ビーコン)を用いた歩行者測位手法を提案する.GPS利用が困難な屋内環境を対象に,ビーコンの信号強度を利用した測位手法やマップマッチングによる補正手法が提案されている.しかしながら,これらの手法は測位端末の性能差や導入コストの点で実導入に向けた課題となっている.そこで本研究では, 信号強度の相対関係を用いることで測位端末の性能差に低依存な測位手法提案する.また,提案手法はビーコンが通路など歩行者の動線に設置されているものと過程し,ビーコン配置から簡易マッチングを行うことで高精度化を実現する.測位精度は,一般的な通路を想定した環境および吹き抜けを含むより複雑な環境において検証する.