抄録
M-012
マルチコプターの飛行空域制限機能
◎小林 剛(山形大/M&Mアグリ)・佐藤雅彦・齋藤光章(M&Mアグリ)・武田利浩・平中幸雄(山形大)
世界各国でドローンと呼ばれるラジコン電動マルチローターヘリコプターが急速に発達・普及している。一方で、2015年の首相官邸無人機落下事件を皮切りに、様々な世間へマイナスイメージを与えた事件・事故が発生した。
本研究では、このような事態を鑑みマルチコプターを飛行させる際あらかじめ緯度経度高度によって飛行空域を定め、機体から得られるGPSの位置情報、速度・加速度情報等を元に機体が空域から出そうになった場合操縦者に注意を促し、強制制動をしないと範囲外に出てしまうと判断した場合には自動的ブレーキをかける機能を組み込むべくシミュレーターを用いて試作検討を行った。