M-007
車両の走行データ解析による経路推定に関する研究

○堀口賢司・栗原慶典・三宮千尋・那和一成（トヨタIT開発センター）

サーバ上に蓄積された車両の走行データを解析することは、新規なアプリケーションを創出するために重要である。これまで、我々は目的地・経路推定技術の研究を行い、ある一定以上の精度でそれを予測することができることを報告した。しかしながら、普段の行動範囲を走行している状況と、旅行のような慣れない地域を走行している状況では、ドライバが求める情報は異なると考えられる。本論文では、普段の行動範囲を生活圏として抽出する手法と、生活圏外における経路の推定手法を提案する。また、提案手法を実データを用いて評価した実験結果について報告する。