FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
M-005
人はどこで都市の様相について述べるのか?:位置情報とマイクロブログにおける言及地名のずれに関する分析
西澤元希(和歌山大)・荒牧英治・若宮翔子(奈良先端大)・宮部真衣(和歌山大)
我々が都市において把握することがらに関する情報(都市の様相記録)はまちづくりや観光,住まい探しなどの場面で価値のあるものである.既存の研究では,様相で述べられている場所と様相を感じた場所が一致するテキストを研究対象としていた.しかし,それぞれの場所が異なっているものでも,都市の様相になりうる.このようなテキストに着目することで,より多様性のある様相記録の収集が可能になると考えられる.そこで本研究では,マイクロブログ内で言及されている地名と,そのマイクロブログの位置情報の“ずれ”に着目して分析を行う.