L-016
DCBを用いたデータ収集システムにおける輻輳制御アルゴリズムの提案

◎今池怜生・西村俊彦・岩井慎之介・長坂康史（広島工大）

近年，情報技術の発展に伴い，大規模実験科学分野においても，大量のデータを収集，解析するために，大規模データ収集システムを利用するようになってきた．この大規模データ収集システムでは，多くの場合多対一の同時通信を行うが，そのトラフィックの特徴から通信経路中で輻輳が発生し，パケット損失を招く恐れがある．このパケット損失の問題を解決するため，ロスレスEthernetを可能とするData Center Bridging (DCB)技術に着目している．しかし，DCB環境下で動作するデータ収集システムに適した輻輳制御の手法については確立されていない．そこで本研究では，DCB環境におけるデータ収集システムに適した輻輳制御手法の提案を行う．