FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-046
対向歩行者の頭と視線の動きを考慮した対向歩行者の注意度推定
桂川大輝・北村浩貴・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
駅構内では, 地図, 案内板, 看板に気を取られ, 注意散漫な歩行者がいる. 注意散漫な歩行者は, 前方への注意がおろそかになり, 衝突事故を起こす可能性が高い. 特に, 視覚障碍者は視覚が欠損しており, 注意散漫な対向歩行者を回避できないため, 注意散漫な対向歩行者を検出し, 注意散漫な対向歩行者に警告するなどを行い, 視覚障碍者に気付かせる必要がある. 本論文では, 対向歩行者の頭と視線の動きから対向歩行者の注意度を推定する手法を提案する. 算出された注意度から, 注意散漫な対向歩行者を検出し, 警告することで視覚障碍者と対向歩行者の衝突事故を防ぐことができる.