FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-044
複数センサを用いた高齢者の生活見守りシステムとその応用
齋藤敦史(芝浦工大)
プライバシー侵害の程度を抑えたセンサシステムによる高齢者の見守り技術について報告する.
居住空間内における人の生活活動は空間内の雰囲気(温度,湿度,明るさなど)に影響を与える.そこで,環境変動情報から生活活動の内容を把握する方法を提案し,活動内容の把握結果から高齢者の見守りができないか検討した.
センサに温度,湿度,ガス,光センサなどを用い,生活環境の雰囲気変動を取得した.使用センサは既に家庭に導入されているものであり,視聴覚情報を用いないためプライバシー侵害の程度は低い.得られた雰囲気変動データを解析することで大まかな生活活動の認識を行ことが可能であることを確認した.