抄録
K-043
療養中の患者に好影響を与えるインスタントメッセンジャーの機能仕様の検討
◎森保未果・森本祥一(専大)
コミュニケーションは,療養中の患者にとって,退屈さが紛れる,病気に対する不安が和らぐ,ストレスが軽減される等の役割を果たしている.しかし,限られた面会時間や病棟の個室化傾向が高まっていることから,患者のコミュニケーション機会は減少している.これに対し,近年メジャーなコミュニケーションツールとなっているインスタントメッセンジャーが有効であると考えた.本研究では,ヘルスコミュニケーション学の観点から,患者のライフサイクルや病期に応じて,有効なメッセンジャーの機能やその活用法について考察し,療養中の患者に好影響を与える機能仕様を明らかにした.