FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-030
情報処理技術者試験の出題傾向分析手法に関する研究
秋山純一・粂野文洋(日本工大)
著者らは情報処理技術者試験(基本情報技術者試験)の効果的な準備学習方法の研究と実証実験を行ってきた。本試験の出題範囲は非常に広いという特徴がある為、限られた準備学習の時間で学習者はどの様な内容を重点的に学ぶかが重要な課題となる。また、過去問題の特定内容が繰り返し出題される傾向がある為、効果的な準備学習に利用する演習問題とその学習方法を評価する為のテスト問題の作成には、過去問題から何等かの基準をもって効果的に問題を選択する必要がある。しかしながら、出題内容が広範囲に亘る為、その選択は容易ではない。本論文では、効果的な準備学習の為の過去問題の選択基準を提示し、その適用結果について報告する。