FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-026
天体学習のための立体的な教材開発
関谷信吾・白木厚司・大島哲平・佐野麻里恵・中山弘敬・角江 崇・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)
 近年,理科離れが問題となっている.理科離れを改善するためには理科の授業を分かりやすく,面白くすればよいと考えた.現在,使用されている教材の多くは立体的な現象を平面で表現している.そこで,本研究では立体的な認識が重要となる天体の学習に着目し,ペーパークラフトやプロジェクションマッピングを活用した天体の教材開発を行った.
 天体の像を球状のペーパークラフトに投影することで,月の満ち欠けを表現できた.また,折り畳み可能なペーパークラフトを用いることで,コンパクトに収納できる工夫を施した.さらに,シミュレータを操作し,編集することで,天体の運動の原理とプログラミングの複合的な学習が可能となっている.