FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-024
動機づけ要因を考慮したプログラミング初学者に対する教授法の構成
山内義晴・伊藤翔平・島川博光(立命館大)
学習者がプログラミング学習をスムーズに進めていくためには各個人のモチベーションを保った状態での学習が必要である.指導者が学習者のモチベーションを評価するにはアンケートやインタビューを実施する必要がある.しかしそれらのために膨大な時間を費やす.本研究では学習者の学習上のふるまいからモチベーションに基づき学習者を分類する手法を提案する.各学習者がARCS動機づけモデルに基づいて構成されたweb教材をどのように解くかで学習者を分類する.実験により学習者は3タイプに分類できた.各学習者のモチベーションの特徴を調査したインタビューの結果と比較したところ,全てのタイプで高い整合性が得られた.