FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-019
MR技術を用いた遠隔地空間共有システムの開発
新井 諒・田代裕子・齊藤 剛(電機大)
遠隔地間における自然な対話の実現を図る技術として,高臨場感通信への注目が高まっている.ネットワークを介したコミュニケーションは,日常的に行われるようになり,特に利用者間の相互インタラクションが重要な場面では,より自然な対話こそが求められている.本研究の目的は,遠隔地にいる相手と自分の空間が,違和感なく繋がっているかのような空間共有型コミュニケーションシステムの実現である.Kinectセンサを用いて人物の動作と実空間の情報を取得し,利用者のいる空間を仮想空間上に構築する.構築した空間を利用者同士で共有し,リアルタイムコミュニケーションを実現する.本稿では,システムの試作について述べる.