FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-015
障害児・者向けスケジュールアプリの試作と考察
服部 哲(駒澤大)・柴田邦臣(津田塾大)・松本早野香(大妻女子大)
難聴や聴覚障害、自閉症などの障害児・者には、話し言葉によるコミュニケーションが苦手であったり、活動の見通しを持ちにくい人もいる。本研究では、聴者の発話内容を音声認識し、それに関連付けられている、タブレットに保存しておいた写真や絵カードを並べることによって、障害児・者のコミュニケーションを支援したり、活動の見通しを持つことを支援したりするアプリを開発している。本論文では、これまでの予備実験や利用評価で明らかになった課題の解決するために新たに開発した、(1)写真や絵カード管理機能の大幅な強化、(2)スケジュールの管理、(3)地図やカレンダーを導入したユーザインタフェースの拡張について述べる。