FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-007
プログラミングの不理解点を特定できる空欄補充問題の生成
浅井 創・山内義晴・島川博光(立命館大)
プログラミングの能力は知識だけでなく,プログラムを書けることが必要とされている.特にプログラムを簡潔に書けることは重要である.本研究では,学習者が空欄に回答を入力するだけで,簡潔なプログラムを書き上げることができるかどうかを判別可能な空欄補充問題を生成する手法を提案する.過去の学生が書いたソースコードと模範解答を比較し,間違えている部分を抽出し分類する.その上で学習者の不理解が明確に判定できる空欄の設け方を検討する.最適な空欄補充問題を作ることによって学習者の理解が乏しい点が問題の正誤のみで特定することができる.これにより教員は学習者に対して円滑に措置を講じることができる.