J-046
若年層の自転車走行におけるドライバー心理教育プログラムの開発

◎秦　颯翔・米村恵一（木更津高専）

自転車が関連した事故が交通事故全体に占める割合は増加傾向にある．若年層の運転する自転車が高齢歩行者と事故を起こしている組み合わせが最も多い．その要因は自転車運転者の発見遅れ-安全不確認であることが挙げられる．本研究では若年層の自動車運転トレーニングプログラムであるRAPTを参考に自転車運転トレーニングプログラムであるRAPT-bの開発を目的としシナリオの提案及びトレーニング手法の検討を行った．
本実験では考案したシナリオに関して自動車運転免許証を持たない若年層の自転車運転者と自動車運転免許証を持つ熟年自動車運転者の間で危険予知能力の測定を行ったところ，両群の間に有意な差は見られなかった．
この実験結果を基に新たなシナリオの考案とトレーニング手法の改良方法を検討した．