FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-042
深度画像による健常者嚥下時の喉頭前後運動の検出手法
朝本崇康・小澤惠子(滋賀県大)・森谷季吉(草津総合病院)・坂本眞一・酒井 道・宮城茂幸(滋賀県大)
近年,高齢化により誤嚥性肺炎が増加傾向にあることから,嚥下機能評価の重要性が増している.本研究では,嚥下機能評価に応用できる喉頭前後運動をRGB画像および深度画像を用いることにより,非侵襲かつ非接触に検出する手法を提案する.健常者を対象とし,撮影環境を変え,嚥下食を摂取したときの頸部の撮影を行った.取得したデータから,喉頭前後運動の移動距離,喉頭の前方運動,後方運動に要する時間などの特徴量を求め,X線学的解析と比較し,提案した手法に妥当性,信頼性があるか検討した.