FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-040
手指衛生・消毒に関する支援システムの研究開発
皆月昭則・柳沢俊彰(釧路公大)・山内寿代(釧路孝仁会看護専門学校)・林 秀彦(北星学園大)・小野寺駿(釧路公大)
手指衛生剤容器が設置されているところを多く見かけるようになったが,手指消毒の実践は低い状況である.本研究でアンケート調査をしたところ,手指衛生剤容器の設置を知っている人は87.5%いたが,手指消毒を実践している人は14.3%であった.調査結果を分析すると,手指衛生剤容器を単体で設置した環境では,手指衛生を促進させるまでの訴求効果が低いことが明らかになった.本研究では,訴求効果を高める手指消毒の支援システムICASS(Infection Control Arduino Support System・Infection Control AR Support System)を新たに2種開発して,医療福祉機関の入口に設置して検証した.