FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-026
個人情報の開示度合を計測する体験ツールのオーサリング
後藤拓朗・島川博光・桂 慶介(立命館大)
個人情報を活用するサービスを運用するにあたり、不必要な個人情報の収集や開示する情報の範囲や対象者の曖昧さが適切な個人情報の活用を妨げている。サービス提供者が適切に個人情報を取り扱うためには、ユーザの個人情報の利用で求められる公開度合を定量化することが必要である。
本研究では、個人情報を活用するサービスの体験時にユーザが公開するか否かの判断にかかる時間より、個人情報の公開度合を定量化する手法を提案する。本手法では、サービス提供者が簡単に体験ツールを構築できるオーサリング・ツールを作成する。
本ツールにより、サービス提供者はサービス利用者に対して、適切な情報公開を要求するサービスの構築ができる。