J-022
スマートフォンにおける明暗変化を用いた片手操作支援手法の提案

◎山下大輔・間　博人・外村篤紀・松井健人・三木光範（同志社大）

近年，スマートフォンの普及によりタッチ操作を用いてアプリケーションを利用する機会が増加している．しかし，タッチ操作は手袋を装着して行うことは容易ではない．また，タッチ操作のみでは操作性が不十分な状況も存在する．本研究では，スマートフォン内蔵の照度センサを用いて指の動きや，手に持ったスマートフォンの動きを認識する手法を提案する．スマートフォン内蔵の照度センサで取得した明暗変化の情報をもとに複数のジェスチャを認識可能である．スマートフォン利用において，タッチ操作が容易ではない状況やタッチ操作のみでは不十分な状況に活用可能な操作を実現した．指の動き，また端末の動きの認識率をそれぞれ確認し，ユーザビリティ評価を行った．