抄録
J-016
ディフォルメしたロボットの顔パーツの移動による個人特徴の表出
◎武内一晃・山崎洋一(神奈川工科大)
ロボットが個人特徴を表出可能になると,日常生活で触れ合うロボットへ親近感が生まれる可能性がある。本研究では顔のパーツの配置を移動することにより,人間の個人特徴を表現できる親しみやすい外観を有するディフォルメした顔変形ロボットを提案する。個人の顔の特徴を目の大きさと,鼻・口のパーツの位置とする。鼻・口の位置を上下移動し,ロボットで個人の顔の特徴を表出する。顔変形の認識率評価実験の結果より鼻・口を移動したロボットは50%認識できることを確認した。ディフォルメした顔変形ロボットを通して親近感のある対象者の擬似的な顔を表出できるようになる。