FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-007
タスクパフォーマンスと生理的ストレス反応および性格特性との関係の調査
大出真也・小俣昌樹(山梨大)
本研究では,ストレスによるタスクパフォーマンスの変化やストレス下における性格とタスクパフォーマンスの関係性について分析した.これはパフォーマンス評価の際にストレスや性格の影響を考慮することが重要である可能性があるためだ.実験ではストレスを与えた後ユーザビリティタスクを行い,ストレスの強度を要因とした水準ごとのタスクパフォーマンスの差を比較した.また,実験中は被験者の生体信号を測定した.さらに質問紙調査から性格特性を収集し,タスクパフォーマンスとの相関を調べた.実験の結果,強いストレスを与えた条件において,協調性が高い人はタスク完遂時間が短くなることが示された.