FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-006
身体情報に着目したDMT(Driver Monitoring Tool)の試作
沢田石真史・佐藤和人(秋田県大)・伊藤桃代(徳島大)・間所洋和(秋田県大)・門脇さくら(SmartDesign)
ドライバの注意散漫状態を特徴付ける行動パターンを抽出するために,ドライビングシミュレータを用いて走行コースを作成し,暗算タスクを用いてドライバを擬似的に注意散漫状態にした上で,自転車の飛び出しによるヒヤリハットに遭遇させる走行実験を行った.さらに,視線や顔向きを同期して表示するDriver Monitoring Toolを試作し,交差点進入時の注視行動と一時停止後の安全確認行動に分けて分析を行った.その結果,ツールを使用してシーン画像上に視線と顔向きを同期・プロットすることの有効性を確認した.また,運転集中状態と注意散漫状態で,ドライバの行動パターンに明確な違いが存在することを確認した.