FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-002
科学博物館における多言語間コミュニケーション支援ツールの開発と評価
寺西瑞貴・稲葉利江子(津田塾大)
本研究では、科学博物館においてICT技術による多言語間のコミュニケーションの支援に求められる要件を明らかにし、支援ツールの開発を行った。開発するにあたり、人間中心設計の手法を用いた。具体的には、ユーザのニーズ調査からシナリオを作成し、それに基づき、機能要件を抽出し、システム開発を行った。また、機能に言語グリッドを用いコミュニティ辞書を連携した翻訳サービスを追加しようと考えた。ツールのデザインにおいて、翻訳結果精度が低くとも理解を得られるようなデザインを試みた。そして、開発したツールの評価実験を効果・効率と満足度の2面から行い報告する予定である。