FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-001
医療クラウドによるスマートフォンアプリのユーザ効用への影響
土屋高康・國領二郎・村井 純(慶大)
スマートフォンの飛躍的な普及に伴い、医療クラウドの利活用は、医療機関のみならずエンドユーザー向けにも様々さサービスが普及している。しかし、全般的に利用率は伸び悩んでいることから、本研究では、超音波エコー動画を、エンドユーザーのスマートフォン・タブレットに配信するサービスが、エンドユーザーの利用率(①ユーザー数、②アプリ滞在時間、③コメント数)にどのような影響があるかを調査し、異業種間の事業連携について考察を行った。結果、エコー動画の配信により、上記③のKPI(Key Performance Indicator)は、いずれも大きく伸長し、本事例の分析・考察結果を周産期における医療クラウドサービス一般へと拡張して仮説化を試みると、スマートフォン事業者との連携による一定の有効性は認められた。
キーワード:医療クラウド、スマートフォンアプリ、異業種間連携、EHR(Electronic Health Record)