FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-037
画像向きスパースコーディングの最適化基底に関する一考査
李 炎坤・亀山 渉(早大)・関口俊一(早大/三菱電機)
スパースコーディングの基底を求める一般的な方法として、原信号の再現性とスパース係数のL0ノルムの制約を利用する方法がある。この方法によって、原信号を画像とした場合、画像の特徴を表すある基底を求めることができるが、原信号が画像であることは一切考慮されていない。そこで、本報告では、原信号が画像であることを前提に、新たな制約項を導入することによって、画像向きの最適化基底を求める方法について検討した。具体的には、画像の一般的特徴である近傍画素類似性とエッジ特徴を追加の制約項として考慮し、それによって基底がどのように変化するかについて検討を行った結果を報告する。