FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-035
S-CIELAB色空間を用いた多視点3DCG画像と5K画像の符号化画質評価に対する相互比較
河畑則文・宮尾 克(名大)
2020年の東京オリンピックに向けて,4K画質の一般放送が開始されることが予想される.これにより,3D映像の品質もまた向上することになり,付加価値として,裸眼3Dを中心として再注目され,多視点3D映像の研究開発が進められている.我々は今までに,多視点3D画像の符号化画質評価に関する研究を行ってきたが,高精細ディスプレイにおける符号化画質との違いが画面解像度,視点数,色情報を含めて明らかになっていない.本稿では,まず,8視点パララックスバリア方式において,H.265/HEVCで符号化させた3DCG画像の主観評価,5Kディスプレイにおける3DCG画像の主観評価を行い,その結果を分析し,SVMにより分類した.次に,S-CIELAB色空間を用いて輝度L*,CIEDE2000を用いて色差⊿E00を測定し,相互比較をした.