抄録
I-034
圧縮データ上での画像処理アルゴリズムの開発
◎赤松孝則・下馬場朋禄・角江 崇・伊藤智義(千葉大)
一般的に画像処理の計算量は画素数に比例しており,何らかの方法で画素数を減らすことができれば,処理の高速化が期待できる.その一つの方法に,画像のデータ量をより小さなデータ量に変換する圧縮処理がある.しかし,圧縮処理を行ったデータは形式が変化するため,展開処理を行った後に画像処理を行う必要がある.したがってデータが圧縮された状態で実行可能な画像処理を構築することで処理の高速化が期待できる.
そこで本研究では,圧縮処理をランレングス符号化,画像処理を1次元フーリエ変換とし圧縮されたデータに対する画像処理アルゴリズムの構築し,既存のライブラリとの処理速度の比較を行った.