FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-029
飛翔体を用いた植物の三次元正規化植生指数の画像化
三橋龍一・王 丁丁・福本義隆(北海道科学大)・佐鳥 新(北海道衛星)・佐々木正巳(北海道科学大)
農作物の生育状況を観測する指数として低高度から観測した正規化植生指数(NDVI :Normalized Difference Vegetation Index)が使用され始めている。人工衛星や航空機を使用したリモートセンシングの1つとして、広域の観測に使用されている。大規模な水稲栽培が行われている地域では、施肥や水温の差などにより単一の稲田内でも場所によって品質に大きく関わる稲のタンパク質量の時間変化が異なるため、適切な収穫時期の判定情報として、タンパク質量の測定も可能である緻密なNDVIの活用の重要性が高まっている。
本研究は、高精度な三次元正規化植生指数を画像化して、一般的な畑や水田のみではなく、いままで観測が困難であった大きく高さのある植物への適用を試みた。