FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-019
注視中の固視微動の分散と注意度についての基礎的検討
丸山大岳・斎藤雄太・山田光穂(東海大)
我々は,雰囲気メガネを用いた注視点の標準偏差と注意度の評価について基礎的な実験を行い,雰囲気メガネが注意度を上げるかどうか,有効性を検証した.雰囲気メガネの動作により,注視点の標準偏差に変化が生じ,同時に視標の発見率,応答時間に変化が出ることを調べた.被験者には予め,90度ずつ4方向に回転させたCのパターンを免許取得時に必要な視力0.7で中央に表示させ, 被験者が周辺でCを発見したら,まずマウスクリックを一度行い,その後に中央に提示したCと同じ方向であれば,もう一度マウスクリックをして貰い,発見率・問題の正誤判断とし,発見率・正答率の前後の注視点の標準偏差を調べた.