FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-015
GPUを用いたぼけ・ぶれ画像のブラインド復元
大竹翔太・後藤富朗・平野 智(名工大)・櫻井 優(神奈川大)・永田敦史(名工大)
ぼけやぶれを含んだ画像は視覚的に劣化しており、これらの画像から光の拡散係数(ぼけぶれ)を推定し、逆畳みこみを行うことでぼけぶれを除去した画像を得るブラインドデコンボリューションと呼ばれる手法が注目されている。しかし、ぼけぶれの推定には大きな計算コストが必要となり、処理時間がかかることが実用上の問題点となっている。
そこで、本研究ではぼけぶれ推定処理アルゴリズムの提案およびGPU上への実装を行うことで処理の高速化を図った。GPUを用いて処理を行った場合およびCPUのみで処理を行った場合の実行時間を測定し、ぼけぶれ補正にGPUを用いる有用性を示す。