FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-007
違和感の無いアニメーション画像生成のための背景と前景のトーンカーブを用いた自動的な融合法の検討
江守海渡・大谷 淳(早大)・楜沢 順(千葉商科大/早大)・川村春美(サレジオ高専/早大)
アニメーション制作時、独立に制作された背景と前景を違和感無く融合するためには都度調整が必要であり、制作コストが増大する。本研究では、制作コスト低減策の一環として、背景と前景の画像を自動的に違和感なく融合する方法を提案し検討を行った。
提案手法では前景の色調を変換する為トーンカーブ(TC)機能を利用する。TCのパラメータ値と画像の色彩情報を特徴とした値をニューラルネット(NN)に通し機械学習を行い、新たに未知の背景と前景の画像特徴を入力し生成されたTCで色調変換を行う。
実験検証によりNNの出力と手動調整の画像補正結果の差は小さいことがわかり、有効な結果を得られた。