FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
I-002
シャドーボックス生成システムの開発
吉田 惇・田代裕子・齊藤 剛(電機大)
シャドーボックスとはペーパークラフトの一種であり, 階層型の立体構造から成る. 同じ絵を複数枚用意し, 描かれた模様や形の遠近を考慮して階層ごとに切り抜き, その切り抜きに厚みをつけて重ね貼ることで立体的に見せている. 切り抜きの際には対象の影や立体感を考えて切り抜く必要があるため, 切り抜く領域を決めることは初心者には難しい. そこで本システムは色や対象画像の形状から領域を判定し, ユーザの指標となる切り抜き推奨画像を提示することで, シャドーボックスの作成を支援するシステムの開発を行う. 本稿では作成各段階での手法について述べる.