FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
H-022
生成型学習による害獣検出の検討
中坪希水・松村 遼(大島商船高専)
我が国では、イノシシやシカなどの害獣による農作物への被害が増加傾向にあり、これらの害獣への対策が急務となっている。一般的な対策として電気柵の設置が考えられるが、感電事故等も報告されており、安全上の問題やその他にも様々な問題を抱えている。
そこで我々はカメラを用いた害獣検出を、害獣対策に活用することを提案する。これにより害獣を検出し、音や光の明滅により害獣を撃退するシステムの構築を目指す。
本稿ではシステム構築の初期段階として、生成型学習による害獣検出を試みた。生成型学習により学習サンプル収集コストを削減し、効率よく検出器を構築する。また、生成型学習による害獣検出の精度を検証し、その有効性を示す。