FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
H-021
建物の設計図から配線器具を自動認識する手法の構築
福井千晶・橋本周平・宮下悠生・藤村真生(大阪工大)
現在ケーブル長の算出は手作業による拾い出しに頼っていることが多く、作業の負荷も大きく、個人差もあるという状況にあり、業務の効率化が求められている.
施工業者は、建築用設計図面からコンセントなどの配線器具の個数を数え、ケーブルの長さを算出し、見積書を作成するための単価を計算する.本研究では実際の積算者の手順を模倣してシステムを構築する.第一段階として設計図面中のスイッチなどの凡例記号と同じ記号を設計図から抜き出し、配線器具の個数を計算する.第二段階では、記号同士をつなぐ、線の認識をする.本研究ではどのような設計図面でも計算機によって自動積算できるようなシステムの構築を最終目標とする.