FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
H-015
手書き文章における“読みやすさ”の定量的な評価システムの開発
小林享生・田代裕子・齊藤 剛(電機大)
手書きの文章を他者に見せる機会は,活字の普及によって少なくなりつつあるが,依然としてゼロではない.しかし,普段活字を見慣れた現代人にとって,手書き文字は読みにくいと思われがちである.そこで,手書き文章を客観的且つ定量的に評価する手法を提案し,これを自動で行うシステムを構築する.文章には,“文字”と“文字列”の2つの特性があり,それぞれにおいて文章を読みやすくする要素が存在すると仮定する.本システムでは,入力された手書き文章を,文字認識や画像認識を用いて“文字”と“文字列”を別々に分析した後,“読みやすさ”に関する総合的な評価を与える.