FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
H-010
誤差分布と物体形状を考慮した深度センサの計測精度向上
豊福高史・中村和晃・新田直子・馬場口登(阪大)・田中宏徳・安達 馨(小松製作所)
工場等では様々な加工部品の品質検査の一つとして歪みの計測が必要となる.従来は人手により測定器具などを用いて行われていたが時間がかかるため近年は3次元測定器を用いた自動化が進められつつある.一般に歪みは微小であるため,非常に高精度な計測が要求されるが,現在この精度を満たす3次元測定器は高価かつ計測に時間がかかる.本研究は,精度は劣るが,安価かつ手軽にセンサから計測対象までの距離である深度値を計測する深度センサKinect v2を用い,計測値の誤差分布,及び計測対象物体の形状を考慮した誤差軽減により計測精度の向上を目指す.